ぎっくり腰 ぎっくりごし

「急性腰痛症」通称「ぎっくり腰」。 欧米ではその激しい痛みから「魔女の一撃」とも呼ばれています。 椎間板ヘルニアや圧迫骨折などの病気による痛みをただのぎっくり腰と思って放置したり、整体院などで施術を受けて悪化してしまうこともありますので、まずは整形外科の医師に診てもらうことが大切です。 もし足のしびれや爪先が動かないなどの症状が出現した場合は、神経の障害が強く疑われます。 できるだけ早く受診されることをお勧めいたします。

原因

骨のゆがみ・腰の筋肉のぜい弱化・過度なスポーツによる筋肉負荷など多岐にわたります。いずれにせよ、腰に異常なストレスがかかっているときに発症します。つまり、若くても運動を十分にしていても、腰に負担が蓄積されるとぎっくり腰になる可能性はあります。

治療

ぎっくり腰の大半は数日~数週間で症状が落ち着いてきますが、神経や椎間板などの肝心な組織の状態をCTなどの精密な検査で診断を行ないます。椎間板ヘルニアをはじめとした、せぼねの病が隠れていることがないか、下半身に痛みやしびれが出現したり、症状が日に日に強くなる場合などは神経の障害が疑われるため注意が必要です。
電気治療は筋肉内の血流を改善して、ストレスをうけ続けた腰をゆっくりとほぐしてゆきます。
コルセットの着用も痛みを抑える効果があります。コルセットは腰の動きをサポートするだけでなく、適度な圧迫で炎症・腫れを抑えます。