高血圧性疾患 こうけつあつせいしっかん

「高血圧」は,日本人では最も頻度の高い生活習慣病の 1 つで,動脈硬化症の重要な危険 因子です。自覚症状が乏しいので,検診 で発見される例が多いため、普段から血圧を測る習慣をつけることが大事です。高血圧症の状態を放置していると、血管の壁に常に圧力がかかっている状態になるため血管が硬くなる動脈硬化が起こり、脳梗塞や脳出血、狭心症や心筋梗塞、慢性腎臓病などの重大な病気につながることもあります。

原因

高血圧は、塩分の取り過ぎや肥満・ストレス・運動不足など生活習慣による要因・体質などの遺伝的要因のほか、腎臓疾患やホルモン異常などの病気によって引き起こされることもあります。

治療

血圧上昇につながる生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせて行います。食事と運動だけで改善が見られない場合に、降圧薬を服用します。降圧薬には、血管を広げる働きのあるカルシウム拮抗薬、血圧を上げるホルモンの働きを抑制するACE阻害薬やARB、循環する血液量を減らす利尿薬、交感神経が過剰に働くことを抑えるβ遮断薬などがあり、症状に応じて複数の薬を組み合わせます。生活習慣の見直しと降圧薬をうまく組み合わせることで効率良く血圧を下げる効果が期待できます。
塩分をとり過ぎると血圧が高くなりますから、高血圧の予防・治療には、減塩が第一です。